外見や内面を磨く以外にも必要なテクニックがあります。
それは、恋愛心理学の活用です。
これを知っているだけで、
好きな彼を優位に操ることができます。
言葉は聞きなれないかもしれませんが、
内容を抑えていけば大丈夫です。
心理学で得られる効果は確かなものです。
恋愛強者は、知らず知らずのうちに
自然と心理学的なテクニックを使いこなしています。
すぐにでも使えるものばかりです。
早速、見ていきましょう。
何度も接触するうちに好きになる 「単純接触効果(ザイアンス効果)」
ロバート・ザイアンスというアメリカの心理学者が証明したことから、
単純接触効果は別名「ザイアンス効果」とも呼ばれています。
単純接触効果とは、興味が無かった人でも何度も接触するうちに
好感度が増すという人間心理のことです。
単純接触効果を恋愛テクニックとして使うためには、
気になる人と会う時間数よりも、会う回数を増やすほうが
大切ということを踏まえた行動が必要となります。
直接会うだけではなく、
LINEやメール、電話などでコミュニケーションを
取ることも接触する回数に含まれます。
デートプランを立てる際のやり取りを交わしたり、
デート後に、
「今日はありがとう」と「また食事しようね」
といった連絡を送ったりすると好感度を上げることができます。
会ったりデートをしたり直接会う回数ももちろんですが、
連絡を通じてコミュニケーションの頻度も高めましょう。
しかし、当然多ければ良い訳ではありません。
多くても1日1回まで、少なくても週2~3回が最も効果的です。
興味や仲間意識を高める 「2人だけの秘密効果(カリギュラ効果)」
「◯◯してはいけない」と禁止や制限を受けると、
「逆に◯◯したくなる」という現象を心理学では
カリギュラ効果といいます。
秘密だから言ってはいけないのに、言いたくなる。
秘密を知った際に、誰かに教えたくなる心理も
このカリギュラ効果に当てはまります。
気になる人と、
「他の人には知られたくない2人だけの秘密」を
共有することこそ、カリギュラ効果を利用した恋愛テクニックになります。
「2人だけしか知らない秘密」を共有することで仲間意識が生まれます。
秘密を共有する際には他人のことではなく、自分の秘密を打ち明けましょう。
悩んでいる相談事や苦手なこと、あるいは弱点を秘密として
選択することがポイントです。
「他人には知られたくない弱点」
を2人だけの秘密として共有することで、
「私のことを信頼してくれているんだ」
と相手の中で好感度が高まります。
秘密を打ち明ければ好感度が上がるからと、
誰にでも秘密を話してはいけません。
特別感のある秘密だからこそ効果があるのです。
好意の受け応えで距離を縮める「好意の返報性」
相手から受けた好意に対して、そのお返しをしたくなる心理のことを
好意の返報性といいます。
誕生日プレゼントをもらったら、
「お返しとしてのプレゼントを贈らなくちゃ」という
気持ちになることも好意の返報性に当てはまります。
好意を相手に向ければ、その相手からも
好意が返ってくるということです。
こうした好意の返報性を恋愛に活かすことで、
お互いの距離を縮めることが可能となります。
ただし、さり気なく好意を伝えることがポイントです。
例えば、
「相手のことを褒める」
「相手を下の名前で呼ぶようにする」
「相手の話に興味を持って耳を傾ける」
というふうに、
「これくらいの好意なら返せられる」
と感じられる程度の好意にとどめておきましょう。
好意を伝えれば好意が返ってくるからと、ストレートに
「好きです!」と伝えることは逆効果です。
同程度の好意を返せないことに相手は罪悪感を抱き、
その罪悪感から接触を避けるようになるリスクが高まるからです。
あくまでも「この好意なら返せられる」と思える程度の
少しの好意を相手に伝えるようにしましょう。
さり気なく好意を伝え相手の人がその好意を
返しているうちに、好感度が高まっていきます。
胸のドキドキを恋だと錯覚する「吊り橋効果」
「吊り橋効果」という言葉を耳にしたことがある方は
多いのではないのでしょうか?
吊り橋効果とは、2人で怖い・ヒヤヒヤする体験で
「恐怖心によるドキドキ」を
「そばにいる異性へのトキメキ」と勘違いし、
相手を好きになってしまうことを言います。
外的要因によるドキドキを恋心と勘違いさせ、
恋愛へのきっかけにするというものです。
恋愛で活用するには、ジェットコースターなどの
絶叫系アトラクションあるいはお化け屋敷のような
イベントを遊園地で楽しんだり、ホラーや
アクション映画を見たり、ドライブをしたりといった
デートが適しています。
定番としても知られるこれらのデートコースは、
吊り橋効果の観点からも理にかなっているのです。
しかし、継続的な効果はなく気を引くための
武器として使いましょう。
1週間程度で効果がなくなるので、次のデートの
約束を決めるアクションを起こしましょうね。
親切にしてもらって惚れさせる!「認知的不協和理論」
私たち人間は、自分の行動や感情に一貫性を持ちたいと思う生き物です。
そのような性質から、自分の中で矛盾する思考や
感情そして行動を抱えてしまった場合に、
なぜか違和感を抱いてしまいます。
この状態を認知的不協和といいます。
矛盾した行動をする際に、あたかも「理にかなっているもの」と
認識させるために都合の良い考え方をすることこそ認知的不協和理論なのです。
男性でも女性でも、好きな人には他の人よりも
優しく親切に接しますよね。
例えば、
「ボールペンを貸して」と言われれば快く貸しますし、
「そこにあるものを取って」と言われたらすかさず渡してあげるものです。
しかし、好きでもない人に親切にすると、
「本当なら好きな人にしかしないのに、好きでもない人にしてしまっている」
と認識性不協和が生じます。
この不協和を不快・違和感として感じ、
この一貫しない状態を解消しようと
「相手のことを好きだから、好きな人にしかしないことをしている」
という心理が働きます。
言い換えれば、頼みごとをしてくる
相手を好きになってしまうということです。
なので、多少のお願いは効果的です。
気になる人にちょっとした頼みごとをすれば、
認識性不協和の観点から惚れさせる可能性が高まります。
単純接触効果による影響からも、
相手との距離をグッと近づけることが可能となります。
相手のマネをして親近感を作り出す「ミラーリングの法則」
初対面の人と出身地が同じだったり、共通の趣味を持っていたりすると
親近感を覚えませんか?
自分との共通点がある人に親近感を抱き、
その数が多ければ多いほど好意を持ちやすくなる
ことを″ミラーリングの法則″といいます。
共通点が多いと会話が弾んだり、好意を抱いてもらいやすかったり、
恋愛では有利になる場面が増えます。
しかし、いつも共通点があるとは限りませんし、
好きな人との共通点を探しても見つからない場合もあります。
なので、
ミラーリングの法則を応用したテクニックをお伝えします。
ミラーリングとは、相手のマネをすることです。
表情や仕草、声色や姿勢を真似するだけで
親近感が上がると心理学的に証明されています。
相手が笑っていたら笑い、楽しんでいるのなら自分も
楽しむ。
このようにマネをしていると、真似されている相手は
次第にあなたに惹かれていきます。
マネする際には大げさにするのではなく、
さり気なく行うことが大切です。
オーバーにしてしまうと、バカにしているようになり
嫌われてしまうので注意しましょう。
「はい」の返答を増やし断られにくくする「YESの法則」
YESの法則とは、会話の中で連続して「YES」という答えをさせれば、
相手はその流れに一貫性を持ちたくなり、こちら側の要望に応じてもらいやすくなるというものです。
相手にたくさん「はい(YES)」と答えたくなる質問を繰り返した後に、
「本当にYESをもらいたい要望」を伝えれば成功確率が上がります。
例えば、
「今日は良い天気だったね」
「いま、仕事終わりですか?」
「忙しくて疲れていませんか?」
「疲れている時は甘いものが食べたくなりますよね?」
「美味しいケーキで有名なカフェでお茶しませんか?」
というように、自然な流れで「はい」を
誘導する質問を繰り返した後に
デートに誘うとOKをもらいやすくなります。
要望に応じてもらいやすくするには、
「はい」と同意したくなる質問を
5回繰り返すのが理想的だとされています。
そのため、適度に質問を織り交ぜて会話をし
デートに誘うようにしましょう。
有利な選択肢だけを設ける「ダブル・バインド(二者択一話法)」
ダブル・バインドとは、一度に自分の不利益にならない
2つの選択肢を設けた質問を相手に投げかけ、どちらかに応答
しなければならないという状況を作り出す話法です。
「今度一緒にご飯に行きませんか?」
というデートの誘い方では、
「はい」か「いいえ」という2つの答え方として
選択肢を与えてしまいます。
しかし、
「今度土曜か日曜か、一緒にご飯に行きませんか?」
というふうに、
デートの誘いに対する「はい」「いいえ」ではなく
「土曜日」と「日曜日」という選択肢を設けることで、
断られるリスクを減らすというものがダブル・バインドです。
ダブル・バインドを利用した質問は、多くの場面で活用できます。
ただ、相手を誘導する質問ばかりをしたり、
強引な内容の選択肢を設けたりすると、当然断られてしまいます。
それに「自分勝手な人だな」と悪い印象に繋がりかねません。
むやみやたらに使うのではなく、
「このデートにだけはどうしても誘いたい」
というときに使ってくださいね。
あえて無茶振りで成功率を高める 「フット・イン・ザ・フェイス」
一番初めに大きな申し出を断らせた後に、
小さな要望を聞いてもらえるようになるというのが
フット・イン・ザ・フェイスです。
どんな申し出であったとしても、それを断ってしまうと
大なり小なり罪悪感を抱きます。
その罪悪感から、実現可能な要望であれば受け入れて
あげようすることが心理学的に証明されています。
「気になる人から連絡先を聞きたい」
というシチュエーションで例えるとすると、
「付き合ってください!」
↓
「いきなり何?無理だけど」
↓
「友達ではどう?」
↓
「うーん……」
↓
「じゃあ、連絡先だけでも教えてくれない?」
といった会話の流れになります。
いきなり「付き合う」といった
大きな要求をすることで、
「連絡先を交換すること」が実現可能な
小さな要望に感じられるようになります。
譲歩したかのように思わせ、本来の目的を果たす
というテクニックです。
このテクニックも使い過ぎると相手に悪い印象を与えかねません。
ここぞという時だけの使用にとどめてくださいね。
徐々に要望のレベルを高める「フット・イン・ザ・ドア」
先ほどお伝えした要望を却下されることを想定した
テクニックがフット・イン・ザ・フェイスです。
それに対して、
フット・イン・ザ・ドアは最初の要望を聞いてしまうと
次の願いも聞いてしまうことを利用したテクニックになります。
ですから、無理な申し出をするフット・イン・ザ・フェイスに対し、
フット・イン・ザ・ドアでは必ず聞いてもらえるような小さな申し出を
最初に切り出す必要があります。
断られないようなレベル小さな願い事から、
徐々にそのレベルを高めていくのです。
フット・イン・ザ・フェイスと同様に、
相手の連絡先を聞きたい場合に例えると、
「ちょっと聞いて欲しい話があるんだけど大丈夫?」
↓
「実は悩んでることがあって、◯◯さんの意見を聞きたいんだけど」
↓
「あと△△についても聞きたいんだけど、ここだと話しにくくて……電話で話しても良い?」
↓
「◯◯さんの連絡先知らなかったかも……教えてもらっても良い?」
という会話の流れになります。
いかに自然に要望のレベルを高め、
そしてクリアしていくかが大切になります。
様々な場面で使えるので使っていきましょう。
ギャップ攻めで好印象「ゲインロスの効果」
ゲインロスの効果とは、自分に対する先入観とは
逆の良いイメージを与え、相手の中に強い印象を残すというものです。
第一印象による先入観から、
逆の良いイメージの振り幅が大きければ大きいほど
印象を持つようになるとされています。
簡単に言えば、ギャップ攻めです。
出会ってから5秒~5分ほどで決まると言われます。
第一印象は、外見や話し方が
強いイメージとなって形成されます。
どのような第一印象を与えがちなのかを自己分析し、
そしてその真逆の要素を取り入れれば上手にギャップ
攻めができるようになります。
性格のギャップだけでなく、見た目の変化からでも
十分にゲインロスの効果を得ることができます。
例えば、
はじめはメガネを掛け、次会うときにはコンタクト。
服装を変えるヘアースタイルに変化を持たせる。
見た目に変化をつける場合には、
「先入観とは逆の良いイメージ」を意識してくださいね。
話の内容よりも話し方がポイント「メラビアンの法則」
会話の内容よりも、話すときの表情・姿勢・しぐさ
話し方・声のトーンなどが印象を左右するということを
メラビアンの法則と呼びます。
第一印象が決まってしまう初対面の時は、話す内容よりも話す時の表情・姿勢など
をはじめとした態度によって好感を得ようとするほうが効果的だということです。
気になる人と話すときには、話しの内容を気にするものですが、
話の内容よりも話し方や聞き方を重視するようにしましょう。
ほんの少しだけ普段よりもオーバーリアクションに
受け答えすれば、好感を持たれやすくなります。
ライバルの存在が恋愛心に火をつける「嫉妬のストラテジー」
「他の異性にとられてしまうのかもしれない」という
危機感や焦燥感からジェラシーを刺激し、
恋心を抱かせるというテクニックが嫉妬のストラテジーです。
お互いに魅力的だと思っているものの、
なかなか恋愛へと発展しないといった
「決定打に欠ける状態」
において非常に役立つテクニックです。
友人に協力してもらったり、
自分の会話の中でさり気なく
異性の存在を匂わせる。
「早くしないと他の異性のものになるよ」
と思わせることがポイントです。
相手は焦りから、これまでに見せなかった
積極性であなたにアプローチしてくるようになります。
デートの終わりが肝心「ピークエンドの法則」
過去の思い出の良し悪しを評価する際には、最
高の時(ピーク)と最後の時(エンド)とを踏まえて
判断するというのがピークエンドの法則です。
1日の終わりにベッドの中でデートを振り返って、
「良いデートだったな」
「楽しいデートだったな」
と相手に思わせるためには、ピーク時とエンド時に
「楽しい!嬉しい!」と感じさせることがポイントです。
しかし、ピーク時がどこにあるのかは人によって異なり
判断が難しいです。
必ずエンド時、つまり別れ際に良い印象を残すことで
ピークエンドの法則を恋愛に応用することが可能となります。
つまり、「終わり良ければすべて良し」
という言葉が見事に当てはまります。
デートの別れ際にどういう態度を取るか、
どのような言葉を掛けるかがデートの評価・感想が
あなた自身への印象に直接繋がります。
途中どんなトラブルや問題があったとしてもめげずに、
デート終わりには良い締めくくり方ができるように頑張ってくださいね。
あえて連絡の返事を遅らせドキドキさせる 「ツァイガルニク効果」
ツァイガルニク効果とは、
達成したもの・完結して終わったものよりも、
中途半端・未完成・中断しているもののほうが記憶に残るという心理のことです。
ツァイガルニク効果は、恋愛テクニックとして非常に効果的です。
「気になる人からの連絡にはすぐに反応せず、少し時間をおいてから返す」
に関係しているのです。
すぐに連絡を返してしまうと続けている話題や
やり取りが完結してしまい、自分に対する相手の興味を下げてしまいます。
少し時間の間隔をおいてから返信をしたり、
連絡の頻度を減らしたりすれば、相手は返信が
気になってドキドキするようになります。
返事が来ないと気になりますし、
次第に不安に変わります。
そんな時に返事か返ってくるとホッとする反面、
とても嬉しいですよね。
押してばかりではなく、タイミングを見計らって
引くことで、相手の中の恋心を盛り上げることができます。
出会って6秒で第一印象は決まる「初頭効果」
人は出会って最初の6秒間で第一印象は決まります。
これは初頭効果と呼ばれ、初対面の印象が悪いとそのままのイメージがずっと記憶に残ります。
逆に初対面の印象が良いとそのままの記憶が残るので、
交際関係に発展しやすいという心理的効果になります。
最初の与える印象は、非常に重要です。
第三者の意見を活用した「ウインザー効果」
第三者の意見を活かすと片思いの彼に意識してもらえます。
ウィンザー効果とは、直接評価してもらうより、
第三者に評価をしてもらうと効果が高まる心理です。
例えば、
片思いの彼に、あなたの友達に好きだと吹き込んでもらうものです。
直接言われるよりも第三者の友達から言われると、
好きな人はふいに意識してしまいます。
これは、復縁でも使えます。
あなたが変化している姿を伝えることで
彼は、気になり始めます。
注意点は、話しを盛り過ぎする
逆効果になり彼が離れていきます。
実際の内容を伝えてもらうのが良いですね。
出会って3回がとても大切「スリーセット理論」
人は出会ってから3回目までに印象を決定し
印象が固定すると変化しません。
スリーセット理論とは、1回目で第一印象が決まり、
2回目で再評価され、3回目で再評価した印象を固定する心理理論です。
出会って3回目でキスをする可能性が高いのは
スリーセット理論が原因と言われていて、恋愛の基本は
出会って3回目で告白をすると成功率が高いです。
もちろん、基本的に3回目というだけなので、
2回目や4回目で告白しても問題はありません。
これは、あくまでも目安と考えましょう。
初デートは心地良い空間で好印象をゲットする 「ランチョンテクニック」
心地良い空間で好印象を掴むランチョンテクニック。
例えば、
素敵な空間で美味しい食事をすると相手は話を受け入れやすくなります。
できれば静かな個室をおすすめします。
ポイントは素敵で美味しいことが重要で、
どちらかが欠けてもマイナス要素になるので注意しましょう。
初デートをするなら、素敵な空間で美味しい食事に誘って
次のデートの交渉を気になる彼女とすると効果的です。
障害は恋を燃え上がらせる「ロミオとジュリエット効果」
障害は恋を燃えあがらせるロミオとジュリエット効果とは、
人間の心理として、「禁止されると破りたくなる」というものがあります。
例えば、
友人に反対される、遠距離恋愛など何か障害がある
恋は恋愛感情を高める効果があります。
障害があると会える時間が大切に思えたり、
自由の大切さを認識しやすくなるため、
恋愛感情を高めて良い関係が作れます。
好きな人がいるけど、気になる異性の本音がわからなくて
悩んでいる人や脈あり異性の気持ちが知りたい人におすすめです。
いかがでしたでしょうか?
実は、気づかないうちに恋愛心理学は
使われています。
これらを、無意識に使うことができれば
大好きな彼に振り向かれやすくなりますね。
ぜひ、活用していきましょうね。